大学生なら誰しもが一度は、理系学生なら何十回もレポートを書くかと思います。
ほとんどの方がマイクロソフトオフィスのWord(ワード)を使っているかと思います。
数式の入力に毎回時間がかかっていませんか。
今回は、MicrosoftのWord(ワード)で簡単に早く数式を起動/書く方法を紹介します。
Word数式をショートカットキーで瞬時に呼び出す
Word(ワード)を起動し、本Bンにカーソルがある状態で次の操作を行います。
数式ショートカットキー|Windowsの場合
Alt + Shift + =
数式ショートカットキー|Macの場合
option + Shift + =

ショートカットキー実行結果です。できましたでしょうか。
Wordで数式を書く都度、選択していた「挿入」→「選択」の操作を一瞬で行うことができます。
続いて、数式を素早く書いていく方法を紹介します。
Word(ワード)でLaTeXを使って数式を書く
数式を手早く書いていくために「LaTeX」というものを利用していきます。
「LaTeX」(ラテックまたはラテフ)とは
「LaTeX」は、本や論文などを印刷・電子化するためのオープンソフトウェア 「TEX」の仲間です。数式を含む文章作成ソフトとして、世界中の事実上の標準として理工書の執筆に多く利用されています。
「LaTeX」をWord(ワード)で利用する準備

- Wordのメニューバーにある「数式」を選択
- 左側にある「{}LaTeX」を選択
- 先ほどのショートカットキー(Alt + Shift + =)を実行
を行えば「LaTeX」を利用する準備が整います。
「LaTeX」の使い方
「LaTeX」では、コマンドを用いて数式や文字を入力することができます。
コマンドのいくつかの例を紹介していきます。
と入力し「Enter」を押せば

となります。
他にも
となります。
これらを組み合わせると
という風に書くこともできます。
ほかにもギリシャ文字や演算記号など、「数式」メニューから毎回選択しなくてはいけない内容を「LaTeX」のコマンドを用いて簡単に手早く書くことができます。
コマンド一覧が分かりやすく載せてあるページリンクを貼っておきます。
※これらのコマンドは基本的に「LaTeX」専用ソフト内で使うものなのでWordでは使えない場合があるかもしれません。
LaTeXを専用ソフトで始めたくなった方
残念ながらWordでは、LaTeXの数式表現に限界があります。
TeX専用ソフトなら、Wordに勝る、より見やすく美しい文章を書けるようになります。
TeX入門のバイブルともいえる本を紹介します。
この本は、TeX専用ソフトの導入から文章の詳しい書き方まで、初心者が必要な情報を網羅しています。「TeXをはじめたい」という方には、おすすめの一冊です。
Wordで数式を簡単に早く!書く方法【まとめ】
レポート作成で使うWord(ワード)ソフトにて数式を瞬時に呼び出す方法と数式を「LaTeX」コマンドを用いて手早く書いていく方法を紹介しました。
本来、「LaTeX」は専用の環境を準備しなければ使用できませんがWord(ワード)でも簡単に利用できるので一度試してみてはいかがでしょうか。
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