工業英語検定、通称「工業英検」の準2級を1週間の勉強で取得しました。
工業英検準2級の資格のメリットとその試験対策の勉強法を解説していきます。
- 工業英検について知りたい
- 工業英検の試験内容を把握したい
- 工業英検の具体的な対策を知りたい
この記事を通して紹介していく内容です。
- 工業英検とそのメリット
- 工業英検に合格した時の英語レベル
- 工業英検準2級合格したリアルな勉強法
- 試験対策で意識したいコツ
工業英検とは
日本工業英検協会は、工業英検の資格についてこのように説明しています。
科学技術文書を正しく書き、正しく読む能力を
公益社団法人日本工業英語協会
客観的に評価する国内唯一の資格検定です。
グローバルに活躍する理工系学生から
技術者・研究者にとって必須の公的資格になります。
工業英検は、理工系学生だけでなく、グローバルで活躍していく人に必須の資格。
工業英検取得のメリット

工業英検を取得することでどんなメリットがあるのか、モチベーションを高めるためにも工業英検のメリットを紹介します。

グローバル人材育成の推進に関する政策評価
<評価結果に基づく勧告>
工業英検の取得によって、大学生であれば単位認定や論文・研究発表を英語で行う際に役立ちます。
また、科学技術英語の語彙力をつけたい際にも勉強の指標とすることができます。
就活・転職においても「グローバル人材」の新卒採用の人数増加や海外持病に必要な人材の不足など、グローバルで活躍している人材を社会が求めています。
- 大学の単位認定
- 科学技術英語学習の指標
- グローバルで活躍できる人材ニーズに有効
受験理由は人それぞれあっていいかと思います。
受験することは大きなメリットです。
工業英検準2級の試験内容
工業英検の試験内容は、次のような構成です。
試験時間:80分
問題:Ⅰ~ Ⅶ
- Ⅰ(5問) 単語問題
- Ⅱ(3問) 穴埋め問題(与えられた12単語から選択)
- Ⅲ(5問) 内容一致英文の選択
- Ⅳ(4問) 同義英文となるよう英文に穴埋め(与えられた12単語から選択)
- Ⅴ(4問から2問を選択) 和訳(短文)
- Ⅵ(2問から1問を選択) 和訳(長文の一部)
- Ⅶ(3問から2問を選択) 英訳(日本語の専門文の一部)
合格ライン:60%(120点以上)
>>過去問のサンプル
和訳と英訳が含まれており、難しいと感じる方がいるかもしれません。
しかし、単語・文法問題はすべて選択問題です。
難しいと思うものは捨てて、解ける問題をどんどん解きましょう。
工業英検準2級の勉強法

対策方法は様々だと思います。
私が実際に工業英検に合格したリアルな方法を紹介します。
工業英検受験にあたり、約1週間ほどで対策を進めました。
まずは、過去問を解き始め、試験内容の把握から始めましょう。
工業英検準2級合格した時点のレベル
日本興業英語協会による工業英検準2級に求められるスキルは
科学・技術に関する英文を読むことができる。英文資料の要約、議事録、英文E-mail等の短文が書ける。
https://jstc.jp/exam/about/
となっています。
次に、私が工業英検準2級合格した時の英語のレベルを参考までに紹介します。
合格時のレベル参考:TOEIC500点台、英検2級
正直な話、単語はTOEICや英検レベルでは比較になりません。
理由は、単語や試験方法に違いがあるからです。
もちろん基本文法(高校卒業レベル)は必要なのはTOEICも英検も同じです。
特に、出題される単語の種類が専門用語になり難易度が違います。
結論、受験時に必要なのは基本文法(高校レベル)です。
関連記事 TOEIC勉強法!必須文法、一からでも始められる手の付け方!
工業英検準2級の対策本は過去問でOK
工業英検では参考書ではなく、実際に過去問を解いていくことがおすすめです。
問題集があることは傾向をつかむために必要です。
対策本は、工業英検公式問題集一択です。
工業英検準2級の具体的な勉強法
工業英検準2級対策の勉強法は、試験までに過去問を解けるだけ解いただけです。
- 過去問を解く
- 答え合わせ
- 作文の違い、単語のチェック
この流れを時間がある限り続けただけです。
しかし、いくつか意識する点があります。
工業英検対策で意識した点【コツ】
工業英検準2級対策でコツだと感じた、対策で意識した点を3つ紹介します。
- どのような単語が多いのか
- 記述解答と自分の解答回答の違いを改善
- 英訳で単語の無理をしない
工業英検でどの様な単語が多いのか
過去問を10回程見れば頻出単語が見えてきます。(機械系分野ではbearingでした)
頻出単語が見えてくるまで過去問を繰り返すのが、合格に十分な対策量の目安です。
記述解答と自己回答の違いと改善点
和訳と英訳は当然記述です。
解答を読み、試験作成者の求める回答を確認しながら対策を進めましょう。
頻繁に使われている接続表現等が見えてきます。
原始的な方法ですが、数をこなすのが一番の近道です。
英訳で単語の無理をしない
スペルミスが採点に悪影響なはずです。
自信のない単語は控えてほかの単語で表現できないか考えましょう。
ほかの単語表現を探す際に、新たな英語表現の学習にもつながります。
工業英検は過去問で合格できる
ここまで工業英検の概要と試験対策を紹介しました。
- 過去問を解く
- 答え合わせ
- 作文の違い、単語のチェック
- どのような単語が多いのか
- 記述解答と自分の解答回答の違いを改善
- 英訳で単語の無理をしない
結論、工業英検準2級は過去問をこなせば合格できます。
まずはどんどん解いていきましょう。
英語学習することは将来の選択肢を広げることにもつながるはずです。
学習は今からでも始められます。
工業英検準2級合格には必須ではないですが、科学技術英語のために学習した参考書も載せておきます。
いろいろな分野の専門用語が盛り込まれています。
英検1級レベルにも対応している等、工業英検以外にも使える良書です。
ぜひ活用してください。
工業英検準2級合格、英語学習の参考になれば幸いです。
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